今チームは、目標とする1月の大きな大会に向けて新たなスタートを切ったところです。チームのレベルも、個人個人のレベルも確実に上がっていて頼もしい限りです。(*^_^*)
そして、これは何も上級生に限った事ではありません。先月行われた杉並区のフレッシュ大会(4年生以下の大会)後に、ある下級生のメンバーが「ゲームでシュートを入れたいから、もっとシュートの練習をする」と親御さんに話したそうです。まだまだ、フィジカルのバランスが整っていない彼は、バスケットボールのスキルを正確に身につけるスタートラインに立ったばかりです。しかし、このような気持ちを持った彼が、大会後の練習から以前とは違う動きをはっきりとコートで見せるようになったのです。私は、あらためてプレイヤーの秘めたる力を引き出す事が指導者の責任だと強く感じました。それは、このような成長の跡を見せた子どもたちに、「今、君はここに来ているよ!」「今、君はこんな事に気がついているよ!」と成功への取っ掛かりを示すと、子どもたちは飛躍的な成長への足がかかりを意識してくれるからです。
この事は、コートの中での事にばかりに目を奪われていると気がつかずに終わってしまいます。先月行われたチームのバーベキューパーティーは大盛況の下で終わったのですが、コートの中では見られない子どもたちの無邪気な姿が、私にはとても新鮮に映り、あらためて子どもたちの人間性に触れる事が出来た幸せな一日でした。そして、このような場で見せる子どもたちの姿にも、指導に役立つ様々なヒントがありました。場の雰囲気に合わせて仕事をする子、小さな子どもたちと一所懸命遊んであげる子、チームの保護者と積極的に交流を持つ子、それぞれの姿をコートの中の姿とリンクさせると指導に生かせるポイントがたくさんありました。
このような事から、子どもたちがプレイヤーとして成長することを人間としての成長につなげ、人間としての成長をプレイヤーとしての成長につながる事が、この時期のバスケットボールというスポーツの指導に関わる者の最も大事な使命だとあらためて強く意識することになりました。
目標を達成するために、何をすべきかということにはこだわりを持たせようと思うのですが、そこに囚われることで足踏みをしたり、立ち止まっている子どもたちに指導法も含めもっと良い環境を整えられるようにスタッフ一同努力していきます。これからも、保護者の方々のご協力とご理解のほどよろしくお願いいたします。<m(__)m>