一年で最も暑い時期が、例年以上に早く到来し、コンディションを維持するのに大変な季節になっています。指導する側としては、細心の注意を払いつつ適切な対処を施して、この酷暑を無事に乗り切らせようと考えています。そして、この酷暑を乗り切った自信を、大きな目標に到達するためのエネルギーにしたいと思っています。(^^)/
学校が夏休みに入るこの時期は、子どもたちにとって一年で最も自分の為に使える時間が多く取れる時期にもなっています。そして、この時期の過ごし方一つで、小学生とはいえ人としての成長が大きく問われる事にもなると思います。私は、人としての成長が、プレイヤーとしての成長に不可欠であり、私のバスケットボール人生の中でその事をないがしろにしたプレイヤーが、現役時代やセカンドキャリアにおいてどんな大きな挫折に直面するかたくさん見て来ました。それゆえ、子どもたちには、正しい事を積み重ねることでしか大事なものが自分自身に身に付かないことに気がついてほしいと強く思っています。
この時期のバスケットボールにあえて焦点を当てれば、夏休み明けに行われる大きな大会への準備と鍛錬の時期になります。それは、日々の練習やゲームだけでなく、日々の生活でも目の前の様々な課題にいつもより時間をかけて取り組んでいく事が出来るこの時期は、大きくプレイヤーとして成長できる機会を与えられるからです。私は、日々勉強が頑張れない子は、バスケでも頑張ることが出来ないと言っています。バスケを頑張ったことが、勉強を頑張れることにつながり、また勉強を頑張ることがバスケを頑張れることにつながる事がまさしくバスケットボールというスポーツに関わる事への目的の一つなのです。私の良く知る指導者は、これを「文武調和」という言葉で表現しています。子どもたちには、この言葉が持つ大事な意味が結果を求める事ではなく、目標に向かっていくプロセスにある事をしっかりと理解してほしいと強く思っています。<(_ _)>