バスケットボールに関わる人たちにとって、本当に厳しい状況が続いています。しかし、マジックの子どもたちはこのような状況下でも、「なりえる最高の自分を目指す」という私の尊敬するコーチの言葉通り、しっかりとした目的意識を持って個人個人の目標に向かって全力で頑張っています。(^^)/


 先だって、バスケ仲間の指導者と、現在の状況下で大会という目標を設定出来ない中でどのようにして子どもたちのバスケットボールに対するモチベーションを高められるかという投げかけをされました。それに対して私は、チーム活動を始めた時にマジックの子どもたちにも言ったことだと前置きして、「今の状況をしっかり受け止め、今出来る事を全力でやり切ってみよう」「我慢する事を常にポジティブに捉えられれば、それは人としての次なるステージへの大きなエネルギーになる」と伝えました。この事は、私自身への戒めにもなっています。


 困難な状況を嘆いても、何も始まらない事を分かっていながら人は前に進むことを躊躇しがちです。このような時に、私は先達の言葉や事績にたくさん触れて、今自分の力で出来る事と出来ない事の仕分けをするようにしています。仕分けをした後、トライ&エラーを繰り返しながらやり切れるだけやってみると困難な状況は過去のものとなっていることが多かったように私は感じています。子どもたちは、大人になる為の準備を今しています。大人はなかなか思い切ったトライ&エラーを繰り返せませんが、子どもたちにはこの事に取り組める時間がたくさん与えられています。バスケに関していえば、たとえ今結果が出なくても、今努力した事は必ず将来への大きな財産となります。この時に大事な事は、人を気にして比較級を使う思考をしない事です。人を気にしてして自分の思考パターンや行動指針を決めてしまうと、人は小さな結果を求めて迷路に入って行ってしまいます。私はこの事を、マジックを巣立っていった教え子たちにたくさん伝えてもらいました。現メンバーにも、たくさん感じさせてもらっています。人に気を使ってあげる「目配り・気配り・心配り」は、ヒューマンスキルを上げる大事な要素となります。人としての成長なくして、プレイヤーとしての成長は決して無いという信念を私は持っています。マジックの子どもたちには、人生の勝利者を目指して日々の努力を続けてほしいと願っています。(^-^)