季節は移り行き、今年も2か月余りになってしまいました。いよいよ、子どもたちが最大の目標にしている大会への仕上げをする時期になってきました。たくさんの経験を、子どもたちにさせてもらった私たちスタッフは、チームが順調に成長している今こそより良い指導環境を整える責務があると思います。それは、チームの成果に焦点を当てるだけでなく、チームのメンバ一人一人にもっとより良い指導をと心がける必要性が私たち指導者にはあるからです。

子どもたちは、一人一人が無限の可能性を秘めています。そして、大きく成長するはずの才能を必ず一人一人が持っています。ただ、この才能が小学生時代に大きな変化を見せるとは限りません。しかし、将来の成長の土台作りを任されていることを強く意識すれば、この世代だからこそ私たち指導者は、なりえる最高の指導環境を心がけるべきだと思います。月齢等による個人能力差、身体能力・運動能力の個人成長速度の差・バスケ経験値の個人差等様々な状態に子供たちは置かれています。このような時に大事な事は、子どもたちが常にトライ&エラーをポジティブに行う事(チャレンジゾーン)を意識する事と、それを行える環境作りを、指導者及びチーム(保護者も含む)が心がける事です。人は、何もかも落ち着きすぎた環境下( 安心ゾーン)でも、何を目指していったらいいか分からない環境下(パニックゾーン)でも成長や変化は求められないと思います。このような時に、小さくてもいいから、今個人個人が頑張ればつかめる近い目標設定を、我々スタッフは常に提示していく工夫と努力を怠ってはいけないと思います。簡単な事ではなく、大変な労力がいる作業でもありますが、それだけの価値があり、指導者として常に意識しなくてはいけない大事な心得だと思います。その為にも、進化するバスケットボールの研究だけでなく、スポーツ全般への見識を深めていかなくては、大事なゴールデンエイジの世代を預かる指導者としては不十分だと思います。子どもたちの、素直で純粋な思いに応えられるようにスタッフ一同頑張って行くので、これからも保護者の 方のご協力と応援のほどよろしくお願いします。<(_ _)>