人として、プレイヤーとして、素晴らしい成長を遂げた6年生たちを送り出す時期になりました。私としては、まだまだ伝えたい事がある、もっともっと教えたい事が残っているとの思いがありますが、きっと子どもたちは次なる人生のステージでマジックで得た事をしっかり生かしてくれると確信しています。(^^)v
先日、子どもたちにこのような話をしました。それは、自分を自慢することをしてみようということです。これは、自信がないからという理由から消極的な成長をしている子どもたちにとって、何か良いきっかけ作りが出来る言葉かけはないかと考えて発信したことです。子どもたちは、私の問いかけに対して予想以上に戸惑った表情をしている子が多く見受けれらました。その子どもたちに対して、「悪い意味でとられる自慢と思わず、自分がやってきたこと、自分が今していることを人前で堂々と言うことは、きっと君たちにとって良いエネルギーを生むきっかけになると思うよ」と伝えました。
先ほど述べた、消極的な成長をしてしまうプレイヤーは、「失敗したくない 叱られたくない」との発想から行動が始まる為、自分が出来そうな事のみで、問題を解決しようとしてしまいがちです。これは、流動性能力が求められるバスケットボールでは、高いレベルに挑めば挑むほど良い結果を生まなくなります。今、自分に備わっている知識や能力で、目の前の問題に対して様々な観点から答えを出していこうとする行為は、正解ばかりが出るわけではありません。しかし、起こり得る失敗や過ちに対して、しっかりと向き合い、次に何をすべきかという段階に至る準備をしようとする事は、良い体験学習を積み重ねることになると私は思います。この事は、たとえファーストトライが成功しなくても、セカンドチャンスを得られるリバウンドが取れたり、良いポジションやタイミングでプレーがつながるといったコート上のパフォーマンスにも表れていると思います。
マジックのチームスピリッツは、「NEVER GIVE UP! DO FIGHT!PLAY TO WIN!(あきらめずに、立ち向かい、勝利のためにプレーする)」です。この事を実践してきた6年生たちは、後に続く後輩たちに目に見えない大きな財産を残してくれました。私も、新年度のメンバーも個人としてチームとしてさらなる成長が出来るように努力を続けていきます。巣立っていく6年生たちも、大きな夢を持ち、夢を実現するための目標をしっかり立てて、頑張れる人生を歩んでください!
コーチは、いつまでも君たちの応援団長のつもりでいます。(^^)/