酷暑の中、子どもたちの頑張りにエネルギーをもらいながら、チームは一年の大きな目標に向かってたくさんのエネルギーを蓄える段階になっています。(^^)v
 子どもたちの人生にとって、大きな負荷がかかるような事が身についてしまった現在の状態をバスケットボールというスポーツを通して払拭すべくスタッフ一同様々なアプローチを行っています。その一つが、コミュニケーション能力のレベルアップと運動能力に直結する体の操作性の向上です。
 コミュニケーション能力に関しては、個性の部分で理解してあげなければいけない部分と、成長過程で身につけておいた方が良いライフスキルになる部分を分けて考えてあげた方が良いと思っています。成長過程で起きる様々なストレスも、個性としてとらえてあげればポジティブなアドバイスが出来ると私は思っています。子どもたちのすべての発信を受け止めてあげる事はなかなか難しいことですが、より良い方向に進めるようにと心を砕くことは決して無駄な事ではないと思っています。チームを始めた時の原点に帰り、自分が会場にいる間にチーム全員に言葉がけをしたいとしなければと強く思っています。
 運動能力のレベルアップに関して、あらためて思うのは体の操作性の向上とそれに伴う調整力(コーディネーション能力)の向上に力点をおいたプラクティスメニューの開発を勉強したいと考えています。現代的に構築された理論に基ずくメニューも必要ですが、旧来のメニューの中や昔遊びの中にもそのヒントはあると思っています。これが正しいという方程式に基ずく指導は、ある面で個性が生かされない事もあると私は思っているので、毎年の子どもたちが変わるチームに即した指導をしたいと常々考えています。チームの戦術や戦略も、個性が成長した集約形であるべきだと思っています。
 チームフィロソフィー(理念)と、チームスピリッツは確固たる形で受けつないでいくべきだと思っていますが、より良い指導を求める為にレジリエンスのレベルをあげる姿勢は指導者として常に持ち続けたいと考えています。<(_ _)>