昨年度のメンバーとの、名残惜しい時を感じる間もなく新年度のチーム活動がスタートします。新年度のチームは、メンバー間に経験値の差はあるものの、高い資質を持ったメンバーが下級生にまで多くいます。ゆえに、その才能あるメンバーを育てながら、経験値の高いメンバーとの融合を図っていけばきっと魅力的なチームが出来ると私は思っています。(^-^)
毎年、新チームスタート時に、私は「日本一良い選手を育て、日本一良いチームを作る」という目標を立てます。これは、勝つことを目標とするのではなく、この目標に向かっていかに一人のプレイヤーとして、そしてチームの一員として正しく成長することを目指すかという事を意味しています。大会等のゲームで勝つことも一つの目標ですが、U‐15以下の世代はの指導の目的はバスケットボールの愛好者を作ることを主眼とすべきだと私は考えます。JBAのトップエンデバーシステムも、この土台作りがあってこそ成功すると思います。
このような観点から、この世代の指導方法を省みると身体作りと、バスケットボールという競技に必要な動き作りをベースに様々なファンダメンタルスキルを身につけさせることが大事になると思います。私自身、成長期の子どもたちに方程式的な指導方法は持っていませんし、そのようなものが確立出来るとも思っていません。そして、個人個人が持つ資質の違いに応じて、指導レベルも指導方法も対応も変わっていて当たり前だと思います。
しかし、チームという観点からみれば、様々なことでの統一性を図るための意識作りは必要不可欠であると思います。また、ここにチームスポーツを学ぶ大きな目的が存在すると思います。マナー・モラル・スポーツマンシップを、正しく身につけることはこの目的の為の土台になると思います。そして、このことを正しく身につけようと精進することは、個人個人のヒューマンスキルを上げることにつながり、バスケットボールを学んだこと意義に気がつくことになると私は思います。
頑張ってくれる子どもたちの為に、今年度もスタッフ一同協力して指導していきます。様々なことで、ご家庭には負担をかけることになると思いますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。m(_ _)m