先だって行われた鈴木正三杯ウィンタートーナメントは、男子142チーム女子124チームが参加する中、マジックの男子チームも女子チームも大会上位に入る成果を出し、男子チームは3月に行われる関東招待大会に推薦される事となりました。(^^)/
今年度の一つの目標となる大会でしたが、私自身はたくさんの反省を持って終わる大会となりました。それは、子どもたちの頑張りを、しっかりとした準備をしたうえで大会に臨めなかったことです。子どもたちは、自分自身のコートの中のパフォーマンスがどうであったか、ゲームの結果も含め、自分の事としてしっかり向き合っています。私たち指導者は、子どもたちが良い結果が出せなかった様々な要因が指導者にあるとして、この事を指導者自身の変化につなげ、またチームの成長への糧としなくてはいけないと思っています。
その為には、未来へつながるバスケットボールを様々な角度から勉強しなおす事が必要だと思います。近年の、U- 15 以下のバスケットボールを取り巻く環境は世界標準という指針のもと劇的な変化が進んでいます。この流れの中では、指導者自身が相応の覚悟を持ってこれからのバスケットボールを考えて指導していくことが必要だと私は強く思います。一つは、今目の前の勝ち負けに囚われずに今身につけなければいけないことを最優先に指導する。二つ目は、この世代に最も大事なエディケーショナルスポーツの精神をしっかり伝える。そして、これらの事をしっかり意識したうえで変化するルールに適応できるスキルを丁寧に習得させる。さらに、プレーを支える根本である体作りを伴ったプログラムを子どもたちに与えられるようにする。
しかし、いくら体作りをしても、その体を操る術が自身の体にしみこんでいなければ良いパフォーマンスを行う事はかなわないと思います。その為に、様々な能力を開発するためのコーディネーショントレーニング、良いパフォーマンスが出来るようになるためのコアトレーニング等を地道に積み重ねる。そして、これらをおろそかにしないことが、コート上のパフォーマンスを上げる近道だと思い指導の根幹にすることも大事な事だと思います。さらに、バスケットボールIQを上げるための能力の開発も、これらの能力の開発と共に大事な要素になると思います。
将来、大きく育つ可能性のある子どもたちには、私たち指導者が立ち止まり、停滞した状態で指導することが一番危険だと思います。そして、バスケットボール界を取り巻く状況の変化や、様々な面で進化していくスキルや戦術等に、私たち指導者がたくさん勉強していって適応していくことがこれから求められると思います。新しい事が見つけられることを、自分自身の喜びとして、これかも精進していこうと強く思います。(^-^)