様々な変化が起きているバスケットボール界に対応するために、チーム名を”マジックジュニアバスケットボールクラブ”とし、新たなシーズンを迎える事になりました。内容的には、今までと何ら変わりはないのですが、変化の大きくなっているジュニア世代を指導する意識を持つためには、チーム名にもその意味を込めるべきだと思い決断しました。
チームを巣立っていった子どもたちは、様々なカテゴリーでプレイヤーとしてまた指導者や審判員として活躍してくれています。その為、私のもとには様々なカテゴリーの様々な状況の変化が多数寄せられる事になっています。このところのバスケットボール界の変化の一つに、地域で世代をつないで子どもたちを育て見守るという動きが全国的に多くみられます。昨年度に交流したチーム関係者の方には、ジュニアからプロリーグまで関わり、大きな観点からジュニア世代の指導をしている方も多くいました。小学生のバスケットボールを終えた子どもたちは、以前なら中学校の部活動に入りバスケットボールを続けるのが通常のルートでした。しかしながら、文部科学省やスポーツ庁の対策の変化から、保護者の方々がイメージするような部活動の状況はほとんど行われなくなっているのが現状です。また私には、部活動に関わっている先生に多くののバスケ仲間がいる事で現場の顧問の先生たちが大変な状況下で指導していることもよく知っています。しかし、スポーツをしたい子どもたちの選択肢が狭められ制限される状況が子どもたちの成長を正しく促せるとも考えていません。
こんな状態の中、自分のチームの事だけを考えて子どもたちを指導することは、将来的に地域の発展を阻害し、自身のチームの為にならないことを積み重ねることにつながると私は思います。日本バスケットボール協会の考え方、日本ミニバスケットボール連盟の考えに、現場で様々な問題を抱えて苦慮する土台作りの指導者として賛同できるところともう少し配慮してほしい部分の矛盾を抱えています。さらに、中学校世代の現場が抱える矛盾が土台作りの世代にも大きな影響を与えることになっています。
マジックの子どもたちには、様々なカテゴリーでどんなレベルにも対応し順応できるようになってほしいと指導していくつもりです。理想論にとられるかもしれませんが、マジックでバスッケトボールというスポーツに関わった事が人生の幸せにつながってほしいと思っています。スポーツは、幸せになる為に存在している文化だと思います。一生懸命コートの中を駆けまわる子どもたちが、笑顔で次のステージに向かえるように、この一年スタッフと共に頑張って指導していきます。保護者の方々には、様々なご負担をかけると思いますが、ご理解とご協力のほどなにとぞよろしくお願い致します。<(_ _)>