人数制限等、まだまだ様々な制限がかかる状況下ながら、13年続いてきた山梨県峡北支部との交流を2年ぶりに行う事が出来ました。旧知のバスケットボール仲間との交流は、本当に楽しく有意義な時間をたくさん持つことが出来ました。本音を言えば、チーム全員をあの素晴らしいロケーションにある体育館と素晴らしい子どもたちとの交流を体験させてあげたかったと思っています。今回いけなかったメンバーは次の機会を楽しみにしていてください。(^-^)
 私は、この世代の宿泊を伴う遠征は、ゲーム経験以上にチーム内のコミュニケーションを高いレベルに持っていくとても良い機会だと思っています。なぜなら、普通のチーム活動ではわからないメンバーそれぞれの様々な人間性を垣間見る事が出来るからです。最上級生の6年生、男女ともに積み重ねた努力を自分自身の手ごたえとして表現出来る段階に来ました。あとは、個人の成長を、チームの成長につなげるための真摯な協力があるのみです。今回の遠征で、私自身がその大きなパワーがチームにあったことに気づかされました。それは、下級生たちの「バスケ大好き!チームメイト大好き!」というエネルギーがチームに大きな活力を与えた場面に遭遇したからです。それは、負荷を与える練習メニューでチームの空気が重くなった時にある下級生の明るく大きな声が場をなごませチームを鼓舞し始め、その声に追随する他の下級生の声でさらにその重苦しい雰囲気を変化させ始めたのです。実力的には、6年生に届かない部分があるものの、下級生たちはまさしくチームプレーを正しく強く実行したのです。改めて、私は人が事を成す場合に必要な物は個人個人が自分自身に変化を求め挑戦し続ける心構えだと思いました。


今、子どもたちには成功(勝利・WIN)へのメンタリティという言葉をキーワードに使い、目標に到達する準備をするためにはバスケットボールに関わる時間だけでなく、日々必ず良いことを積み重ねるようにと伝えています。これは、正解や答えを積み重ねるという事ではありません。日々の小さなミスやエラーも、正しいことを積み重ねてポジティブに生きるという事を意味しています。素晴らしい資質を持つマジックの子どもたちは、きっとこの事を実践していってくれると信じています。(^-^)

 追伸:マジックの卒団生である寺嶋 良くん(B1リーグ 広島ドラゴンフライ)が、日本代表に選ばれ、先だって行われた中国との国際ゲームでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。昨年度、Bリーグのオールルーキー5にも選ばれた若者です。大きな目標にしても良い、人間的にも素晴らしいプレイヤーです。皆様、応援のほどよろしくお願いします。(^^)/