秋の遠征も無事終わり、チームは1月の大きな大会に向けて準備を始めています。寒くなるこの時期は、コンディションを崩しやすく良い準備をして練習や試合に臨むことが難しくなります。私の指導者としての私見を述べれば、アレルギー等でコンディションを崩すのは致し方ないにしても、普段の不摂生が元でコンディションを崩すのは自己責任を問われても致し方ないと思います。これを予防する為には、しっかり睡眠時間を取り、好き嫌いをせずにしっかり食事を取るという事が基本になります。この当たり前の事をなぜ出来ないかと言えば、自分自身が事に当たるにおいてしっかりとした心構えで取り組んでいないからだと私は考えます。当然、そのような取り組み方では良い結果を伴う事は出来ずに、目標に到達する事はかなわないと思います。
 また、事において目標を設定したなら、今の自分よりも成長した自分でなければその目標には到達出来ないと思います。「成功のピラミッド」設定した伝説的な名コーチであるジョン・ウドゥン(UCLA )は、選手達に「なり得る最高の自分を目指しなさい」と指導していました。私も、小学生といえこの事を実践してきたたくさんの一流の子どもたちを見てきました。例えば、忙しい母親を気遣い、試合の時に自分でお弁当を作って来ていた子もいました。また、バスケに使う時間を作る為に、毎日早朝5時に起きてしっかり勉強をしてから学校に向かっていた子もいました。この子どもたちに共通していたのは、自分で出来る事は決して人任せにしていなかった事です。当然、初めは出来ない事だらけだったと思います。しかし、あきらめる事なく、くじける事なく、きっと自分で出来るようになるまで強い気持ちで取り組んでいたんだと思います。
 競技スポーツには、勝ち負けがつきものです。私は、勝ち負けの場において勝つ事を目標にして一生懸命やることはある意味尊い事だと思います。しかし、これを目的にしてしまうと勝つ事にしか価値を見いだせなくなってしまいます。そして、勝てなくなった時には、その競技そのものに対する興味を失ってしまいます。それ故、私はスポーツに取り組む事によって得られるライフスキルを高め、人生において最も大事なヒューマンスキルをたくさん見につけてほしいと強く思っています。(^-^)