20年前に、コートのセンターサークルに男女3名づつのメンバーからスタートしたクラブがここまで続けられたのは、マジックというチームに集まって来てくれた子どもたちのおかげだと感謝しています。そして、私のチーム運営に協力してくれたスタッフと保護者の方々の大きな力添えのおかげだと思っています。<m(__)m>
代々のチームを語る時に、私はまず誰がキャプテンだったかな、どんな子どもたちがいたのかなと思いを巡らせます。大会等の戦績は、私の適当な性格上記録にとどめる事をしっかりしないせいもあって正確には覚えていません。しかし、その代の子どもたちがどんな子だったか、どんな雰囲気のチームだったかは意外とはっきり覚えています。コートネームで呼ぶ事を基本にしている為、久しぶりに会うと名字等を思い出せずに「何て名前だったかな?」と失礼な応対をすることが間々あります。(^_^;)
このような時に共通して起こる現象は、その子と話しているうちに時間が逆行したかのように小学生時代の顔がだぶって見えてくる事です。しっかりと成長した今の姿の中に、一所懸命バスケに取り組んでいた時の表情が垣間見えるのは、この子どもたちと過ごした時間が私にとってとても大事な時間だったからだと思います。子どもたちも、マジックを巣立った後それぞれの人生においてたくさんの経験を積んだ事だと思います。楽しい経験よりも、辛く苦しい経験の方が多かったかもしれません。しかし、マジックで最後まで頑張り切った自慢の教え子たちは、紆余曲折はあるものの苦しい時にこそ前向きなエネルギーを持ってその壁を乗り越えていっていると信じています。でも、一人では解決の糸口がなかなか見えない事も多々あります。そのような時に、バスケを通してつながっている人のネットワークが大きな力になる事があります。ジュニアクラブに来るメンバーも、何気ない仲間との会話の中からずいぶんヒントをもらったと話していました。私自身も、様々なカテゴリーのバスケ仲間から多くの事を学びました。これからも、なり得る最高の指導者を目指し、子どもたちとそして多くのバスケ仲間とと共に頑張って行きたいと思います。(^-^)
マジックミニバスケットボールクラブ 多々良 芳孝